鳥の子について|和紙のことなら-滝和紙店-

鳥の子(とりのこ)和紙とは

平安朝の初期において、斐紙(ひし)と称されていた。
俗称鳥の子となったのはいつ頃か明瞭ではありませんが、
西暦1338年ごろの記録にあらわれ、この名称は紙の色が鳥の卵にいているところから出ているようです。

特色として、肌が美しく上品で且つ耐久力、劣化につよいところから永年保存の高級記録用に使われていました。
古くは勅撰集、写経、歌集の用紙に選ばれたもでもあります。

日本では昔からその特徴から襖紙(ふすまがみ)として愛用されています。
装丁用紙、本文用紙、印刷用紙やたとう紙、辞令用紙としても幅広く使われています。

鳥の子紙の特徴としては、厚みがあり、表面にツヤがあります。
様々な色の鳥の子紙が昔より漉かれております。
パンフレットやチラシ、メニュー表などとしても使われております。

【越前鳥の子で、使われる主な和紙の種類(紋様)】

無地・雲肌・大礼・雲竜・金銀振・小石振・七夕柄など

越前鳥の子が使われる主な加工製品