昭和天皇が即位された際の「大礼の儀」にちなんで作られた福井県越前市で漉かれる紙の名前。
和紙の表面に華(はな)と呼ばれる小さな繊維をちらばめて漉く、雲竜紙と並んで日本の和紙を代表する模様。
「はな」の出方はランダムになりますが、この「はな」の長さや全体的な量などは、工場によって特徴が出てくるところになります。
華(はな)に使われる繊維は楮(こうぞ)が一般的ですが、より光沢を出すために写真ようにレーヨンの繊維を入れて出来上がったときに華の部分が光るように抄紙した和紙もございます。
名刺や熨斗紙、パンフレットなどで使われる多くは楮を使って華を作った大礼紙になります。
またこの華(はな)自体に色を付けて、綺麗な色合いに仕上げた紙などいろいろとパターンがございます。
越前和紙の鳥の子紙・雲竜紙・大礼紙は日本の和紙を代表するものとして昔から愛用いただいているため、色の種類も様々なものをご用意しております。
福井県越前市。(大礼紙という言葉は、越前和紙しか使えないため)
似た紙としては愛媛和紙や、洋紙などがあります。
越前和紙の特徴として、しなやかさとやわらかな風合い、洋紙と比べて劣化しにくい和紙の特徴があります。
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