京都の滝和紙店 -民芸紙（みんげいし）について-

民芸紙（みんげいし）和紙とは

民芸紙とは大正時代の民芸運動（民藝運動）の中で生まれた、和紙です。

単色で染める和紙で、肌ざわりがよく、柔らかでありながら、和紙の強さのある紙になります。
その特色から細かい作業にも使いやすく、包装紙や貼り箱をはじめ、貼り絵やちぎり絵など、様々な加工に使われています。

民芸紙とは手漉きの紙を指しますが、どうしても高価になってしまうことから、
現在では新民芸紙といわれる、機械漉きの民芸紙をつかうことも多くなっております。

一枚一枚職人の手漉きの民芸紙、
機械漉きによるリーズナブルな新民芸どちらもご用意しておりますので お気軽にお問合せください。

民芸紙が使われる主な加工製品

• 包装紙（和紙）

  

  高級感のある和紙を使った包装紙に。

  主に和菓子やお茶など、京都伝統の製品に。製品のブランドイメージを高めるためにご利用いただいています。民芸紙の強さ、色の多彩さが人気です。

• 紙箱・貼り箱

  

  民芸紙は上部で色模様が多く使われます。

  傷・摩耗や経年劣化に強く、色や模様も豊富なため人気です。

• 経本（きょうほん）

  

  経本の本文に使用。

  クリーム色（生成色）で蛇腹折りに適した厚み・素材の民芸紙使われています。

• 和綴じ本

  

  和綴じ本の本文に使用。

  お寺様や各種団体様毎に、オーダーメイドでの受注製作となります。

• 文庫紙（ぶんこし）/たとう紙

  

  着物や帯の包み、高級なものを包む際に使われる伝統の包装用品。

  本体部分の和紙、化粧紙の薄手の和紙、寸法をオーダーメイドで対応いたします。

• 和小物

  様々な和小物への貼り合せ

  多彩な色、紙の薄さなどから小物を作るときのアクセントとしても好まれます。